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税理士の経営・財産・相続トピックスVol.034「決算書の表情」

舛添さんが東京都知事を辞職しました。猪瀬さんに続き、日本の首都の長が“お金”で2人続けて任期途中で辞職とは、情けない限りです。

舛添さんは何が悪かったのか?

何かが悪かったから辞職したことには、間違いありません。法律では問題ありませんと、有名弁護士が繰り返していました。きっと、法的には問題無いのでしょう。

法的には悪くないが辞職しなければならなかった。誰が見ても「それはおかしいだろう」というお金の使い方だったということです。

難しく言えば、社会通念上の合理的妥当性がない、となります。

お金の使い方には、金額が大きくても小さくても、その経営者の人格が現れます。組織のお金を使う権限は、組織のトップにしかありません。

決算書はどんな表情でしょう。人格が現れているかもしれません。東芝、オリンパス、王子製紙、決算書には経営者の人格が現れていたのでしょう。

イチロー選手が、記録を創る人は人格者であってほしいとコメントがありました。

決算書の表情を、年々磨いていきたいものです。

(2016年7月1日 税理士法人日本経営 代表社員税理士 丹羽修二)

本稿は一般的な内容を分かりやすく解説したものです。実際の税務・経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、税理士など専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。

  • 事業形態 事業・国際税務
    医療・介護
    相続・オーナー
  • 種別 トピックス

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